じょりえもんのスキマ時間

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デュエルマスターズ専門ブログです。楽しみ方は人それぞれ。

【デュエマ】絶望神サガはぶっ壊れカードなのか。

どーも。じょりえもんです。お久しぶりです。ブログの更新を停止する事にしてから9ヶ月ほど経ちましたが、あるカードにものすごい衝撃を受けまして、この気持ちをどっかにぶつけたいなと。このブログを開いたわけです。

 

初めに書いておくのですが、私は今回紹介するカードに怒りを覚えたわけではありません。とにかく驚き、そして心配になりました。カードゲームを趣味にするという事は、今回取り上げるようなカードにも向き合って行くという事なのです。時折「壊れカード」が現れます。その時に目を背けていては、何がどう壊れているのか、いつまで経ってもわかりません。もしよろしければそんなカードが現れた時、ぜひ手に取って体験してみていただけませんか。本物を手に入れなくとも、代用カードで構いませんから。

 

 

 

先日、久しぶりに友人とデュエルマスターズをする時間を設ける事ができました。新カードの能力すらぼんやりとしか追えていなかった私が感じたのは、カードパワーが明らかに上がっている事。タマシードクリーチャーの強さには驚かされました。

しかし友人が使ってきたカードの中でも、一際異彩を放っていたのが絶望神サガというクリーチャー。その前日に能力を知り、ループできるという事は分かっていました。

私もデッキを借りて、実際にその動きを体験させていただく事もできました。

最近はなかなか対戦をする事が出来ていなかった私でも、間違いなく断言できる事があります。

絶望神サガはぶっ壊れカードです。

 

これは間違い無い。デュエルマスターズを始めて15年以上経つのですが、こんなカードは未だかつて出会った事がありません。

 

絶望神サガ 
クリーチャー / 水/闇 / コスト3 / ゴッド/オリジン / パワー3000
■このクリーチャーが出た時、または自分のターンのはじめに、カードを1枚引き、自分の手札を1枚捨てる。その後、自分の墓地にクリーチャーが3体以上あれば、コスト5以下のゴッドまたはコスト5以下のオリジンを1体、自分の墓地から出してもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。

 

このカード2枚で無限ループを形成する事ができます。

相手のメタクリーチャーがどうこうというのは当たり前なので、それは一旦置いておいて、無限ループが発生する条件は以下の通りです。

 

・手札もしくは墓地に絶望神サガが1枚以上ある。

・墓地にクリーチャーが2枚以上ある。

 

この状態でもう1枚の絶望神サガを場に出せば、1枚引いて1枚捨てる無限ループが発生します。

簡単すぎるんです。明らかに挙動がおかしい。

破壊神サガは3マナですから、2マナ墓地肥やしの次の3ターン目にシールドを割らずに決着がつく事もあります。

後攻であれば2ターン目に適切なメタカードを使用できなければ、その時点で負ける可能性があるのです。

破壊神サガはどんなデッキにも入るカードというわけではありませんが、試しに色が合う適当なデッキに4枚入れてみてください。代用カードで構いません。そこまで狙わずとも、不意に無限ループに入れたりします。

その無限ループがそのデッキに合うかどうかは別として、それだけ異常に発生条件が緩いという事です。これまでもやばいカードは存在したのですが、絶望神サガは頭一つ抜けているという印象です。

あまりに単純なループなので、プレイングにより出る差も他より少ないのではないでしょうか。単体で完結し過ぎています。

 

私が危惧しているのは、このようなぶっ壊れに対する対応です。

久しぶりにデュエルマスターズにどっぷり触れて、感じた事がもう一つあります。メタクリーチャーがものすごく増えた事と、その質がかなり良い事です。

 

2017年、異端流しオニカマスという、メタクリーチャーの革命とでも言えるであろうカードが登場しました。

この時期はドギラゴン剣を始めとする革命チェンジが盛んでしたが、そのようなデッキの対策として大注目のオニカマス

しかし蓋を開けてみるとどうでしょう。

結局オニカマスもドギラゴン剣デッキの強化パーツの一つだったのです。

強いカードや戦術はメタカードすら取り込んで強化される一方で、実際には最も被害を受けたのは、踏み倒しや墓地利用などを起点とするコンボデッキやテーマデッキでした。

もちろん抑止力にはなるのですが、大会上位レベルで活躍するデッキがなぜ勝てているかというと、当然のようですが元々対処する事が難しいからです。比較的準備が少なく、一撃が重かったり対応力が素晴らしいものであるから強いのです。準備が多かったりやる事がバレやすいコンボデッキやテーマデッキと比べれば、メタカードに対応するためにデッキをいじりやすいわけです。結果、同型をメタるために強力なメタカードが採用されたりします。所謂ファンデッキにはその余地が無い事がほとんどです。

 

 

デュエルマスターズのプレイヤーのレベルは、年々上がっていると思います。その背景にはネットによる恩恵が大きいのではないでしょうか。情報共有を当たり前にできるようになり、今まで蓄積されたノウハウは調べればヒットし、質問すれば親切な方が答えてくれるのです。

それに有識者が自らブログやYouTubeで情報発信してくださったり、本当にありがたい事です。中には私のようなものもいますが。

 

これだけプレイヤーにとって恵まれた環境で、壊れカードに対するメタを作って抑えるのは非常に難しいと思うのです。

そのメタカードが強過ぎた場合、それに対抗してメタに引っかからないカードやシステムを作り、結果そのシステムが思ったより強過ぎて…というのがGR召喚だったのではないでしょうか。

このあたりで、「アドバンス」と「オリジナル」というルールが生まれました。これは非常に素晴らしい判断で、デュエルマスターズというカードゲームが長続きしている理由の一つを、改めて感じる事ができました。

GR召喚等が無い環境で遊びたい人はオリジナルフォーマットで遊んでねと。

 

本来であれば、このように根っこから変えるのが良いと思うのです。

濁った水に透明な水を追加して薄めようとも完全な透明にする事はできないように、壊れカードをメタカードで塗りつぶそうとしても難しく、そのおかげでコップからこぼれ落ちてしまうデッキやアイディアが現れます。

なるべくそうならないために存在するのが、殿堂入りやプレミアム殿堂入りだと思っております。

おそらく皆さんもこのようにお考えではないでしょうか。そのため今回の殿堂発表にも期待がかかり、裏切られてしまったように感じた方もいらっしゃるかも知れません。

最悪、引退を考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。私はそれを止める事はできません。

ですがデュエルマスターズの楽しさはどうか忘れないでください。

引退までは考えず、一旦距離を置いてみる方もいらっしゃるかも知れません。戻ってくる時は遠慮なさらないでください。どんな状況でも続けるつもりでいる方々は、細かいことは気にせず分からないことは聞けば教えてくれるはずです。

 

余談ですが、今までで発売から殿堂入りまでの期間が最も短いのは、ヨミジ丁-二式の194日だそうです。およそ6ヶ月半。ドルマゲドン等は省いています。

2023年3月14日現在、絶望神サガは発売1ヶ月に差し掛かるところ。

はたしてヨミジ丁-二式の記録は破られるのでしょうか。

 

この他に、アクア・パトロールというカードは、2007年8月15日にプレミアム殿堂入りしています。これは海王龍聖ラスト・アヴァタールとの強力コンボが危険視されたためであり、アヴァタールが発売されてから2ヶ月足らずのプレミアム殿堂入りでした。

このパターンも考えると、場合によっては緊急殿堂入りもあり得るのかも知れません。

 

皆さんは絶望神サガについてどのようにお考えでしょうか。 

話題沸騰中のこのカード、この後どのように展開していくのでしょう。今後の動向が気になります。

 

 

 

まとまりの無い文章になってしまいましたが、今回はここまで!

 

ではではー。